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BMW「X3」の良い点・欠点まとめ|ディーゼル燃費18.6km/L

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新型X3は2011年3月に日本で発売が開始され、現行モデルで2代目になります。

BMW・X3の全体画像

ラインアップはガソリン仕様の2.0L直列4気筒ターボを搭載したxDrive20i・xDrive28i・3.0L直列6気筒ターボのxDrive35i、ディーゼル仕様のxDrive20dと豊富に揃えいて、それぞれにXライン・Mスポーツを用意しています。

全車にxDriveの4WDを採用しており、悪路走破性も高くオン・オフロードどちらでも高い走行性能を発揮します。

2016年6月の改良では、先進の予防安全装備であるドライビング・アシスト・プラスが全車に標準装備され、高級車に相応しい安全性能となっています。

X3の良い点(メリット)

①ディーゼル仕様は脅威の18.6km/L。

xDrive 20iに2.0L直列4気筒エンジンを搭載した新型X3は、JC08モード13.4km/Lの低燃費を実現しています。

旧型比では34%も燃費向上しており、街乗りでも十分に使えるレベルです。輸入車SUVのライバル車のQ5が12.5km/L・国産SUVのレクサスNXが13.0km/Lとなっており、若干ですがX3が上回っています。

ディーゼル仕様のxDrive 20dではさらに燃費が良く18.6km/Lとなっており、ライバル車を大きく引き離しています。

653万円とガソリン車との価格差は29万円なので、燃料費を考えると検討する価値はありそうです。

②xDriveを搭載により悪路走破性は抜群。

四輪駆動システムxDriveを搭載した新型X3は、路面状況をリアルタイムにモニターしており、車軸への駆動トルク配分を自動制御することで走行状況の急な変化への素早い対応力を発揮します。

雪道など滑りやすい路面でもスリップする前に兆候を察知して対応してくれるので、余裕をもって運転する事が出来ます。

また異物に強いランフラットタイヤを全車に標準装備しているのでパンクをしにくく、オフロードにもオンロードにも幅広いシュチュエーションで活躍してくれます。

③輸入車SUVとしては十分過ぎる収納を完備。

新型X3は輸入車SUVにしては珍しく収納が充実していて、運転席周りではセンターコンソールにカバーの付いた2個のカップホルダー・右下には小銭なども入れられる小物入れも用意してあります。

また前席の左右のドアポケットには1.5Lのペットボトル・後席には1Lのペットボトルが入るくらいのスペースを確保しています。

前後にアームレストが設置してあってそれらにもちょっとした収納が揃っており、どの席に座っても置き場には困りません。

④フル乗車で550Lと十分な荷室容量を確保。

フル乗車で奥行き910mm×幅1,100mm×高さ800mmの新型X3は、550Lと十分なラゲッジスペースを確保しています。

リアシートを倒すと奥行きは1,790mmまで拡大し、1,600Lまで増えるのでアウトドアなどの大きな荷物も沢山積む事が出来ます。

床にはフックを取り付けるためのレールが設置しているほか、床下には深めの収納も用意してあり、使い勝手はかなり良いです。

この他にもキーを持ったままリアバンパーに足をかざすと自動でリアゲートが開閉するコンフォート・アクセス機能も装備されており、ラゲッジへの積み込みが楽チンなのもプラスポイントになります。

⑤ユーロNCAPの衝突テストでは総合評価で5つ星を獲得。

先進の予防安全装備であるドライビング・アシスト・プラスを全車に標準装備した新型X3は、ミリ波レーダーとカメラを併用した自動ブレーキシステムや車線逸脱警報機能など事故を未然に防ぐサポートしてくれます。

ユーロNCAPコンソーシアムにおける衝突テストは、成人乗員保護性能32点・子ども乗員保護性能41点・歩行者保護性能19点・安全補助装置の有無5点の計97点を獲得し、総合評価では5つ星に輝くなど安全性能は高く評価されています。

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X3の欠点(デメリット)

①国産SUVのレクサスNXとは200万円以上の差。

エントリーグレードのX Drive20iが624万円の新型X3は、ライバル車のアウディQ5が627万円となっており、同等の価格に抑えています。

ただ、国産SUVと比較するとレクサスNX200tが428万円~の設定となっており、200万円以上開きがあります。

もちろん装備・性能が異なるため一概には比較は出来ませんが、それにしても差がありすぎます。輸入車SUVとしては妥当な価格ではありますが、国産SUVと比べるとやや割高な感は否めません。

②旧型より全長70mm・全幅25mm大きく扱いにくい。

全(長4,665mm×幅1,880mm×高1,675mm)の新型X3は、旧型比で全長が70mm・全幅が25mm拡大しています。(全高は同じ)

全幅は25mmの拡大ですが、タイヤがフェンダーいっぱいまでせり出しているので前後のトレッド幅が60~92mmアップしており、狭い路地での運転には旧型以上に注意が必要です。

また一般的な機械式立体駐車場では、横幅の制限を1,850mmに設定しているところも多いので、外出先で駐車場に困るケースもあります。

さらに最小回転半径は5.7mとSUVの平均値である5.5mよりは大きめになっており、Uターンなどは切り返しが必要になるかもしれません。

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