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VW「トゥアレグ」良い点・欠点|燃費9.8km/L・3.6Lモデルのみ

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VW「トゥアレグ」黒の全体画像

トゥアレグは、2011年1月に日本で発売が開始され、現行モデルで2代目になります。カイエンとは姉妹車にあたり、本格的なSUVとして人気の車種です。

発売当初は、3.6Lモデルとハイブリッドモデルの構成でしたが、2015年のマイナーチェンジの際にハイブリッドモデルが廃止され、3.6Lモデルのみとなっています。

悪路走破性の高い4MOTION Terrain Techという4WDシステムを採用しており、45°傾斜角の登坂や水深580mmの深さの川を走れる性能を確保するなど、オフロード性能の高い車種となっています。

安全面では、マイナーチェンジの際に先進の安全装備であるプリクラッシュブレーキシステム・マルチコリジョンブレーキが新たに標準装備され、より安全性が向上しました。

この他にドライバー疲労検知システムなど事故を未然に防ぐ装備も充実しています。

VW「トゥアレグ」の良い点(メリット)

①ラゲッジルームは余裕のある作り。電動バックレストリリースは便利。

トゥアレグのラゲッジルームは、奥行き930㎜×幅1,160㎜・高さ835㎜で、容量は通常時で580Lになります。後席を倒すと奥行きが1,640㎜まで拡大し、最大で1,642Lと割と余裕のある作りになっています。アップグレードパッケージでは、ラゲッジ側から操作スイッチで背もたれを倒すことが出来る電動バックレストリリースが標準装備など使い勝手も良いです。
ただ後席を倒した場合にリアシートと荷室にやや傾斜が出来てしまいます。段差という程ではないですが、ちょっと残念なポイントではあります。

②プリクラッシュブレーキシステムなど安全装備を完備。

トゥアレグは、2015年2月のマイナーチェンジで先進の安全装備である、レーダーで前方の車との距離を検知し衝突の危険がある場合に作動する自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキシステム)・衝突時に時速10km/hまで減速してくれる(マルチコリジョンブレーキ)が新たに標準装備されています。この他にドライバー疲労検知システムなど事故を未然に防ぐ装備も充実しています。
アップグレードパッケージでは、車線逸脱警報システム・レーンチェンジアシストシステムなどの安全装備が加わり、より安全性が高くなります。もしもの時の装備が充実しており、安心して運転する事が出来ます。

③輸入車の大型SUVでは、割安な価格設定。

トゥアレグは、V6・V6アップグレードパッケージの2グレードの設定で、車輌本体価格は637万円・686万円になります。装備・性能が違うため一概に比較は出来ませんが、輸入車の大型SUVでは割安な価格設定です。ライバル車のX5と比べても200万円程度安く、国産SUVのレクサスRX350hと同程度の価格設定となっており、価格面のハードルは低めです。

④アラウンド・リアビューカメラ搭載で、狭い路地や駐車場でも大丈夫。

トゥアレグには、前後左右を4台のカメラで映し出すアラウンドビューカメラを標準装備しています。ワンタッチで切り替え可能で、死角部分になりやすい部分をディスプレイに表示してくれます。もちろん後方を映してくれるリアビューカメラも標準装備です。
これ以外にもセンサーにより障害物を検知してくれるパークディスタンスコントロールなども備わっており、狭い路地や駐車場では重宝します。

⑤45°傾斜角の登坂や水深580mmまで走行可能と、オフロード性能も高い。

トゥアレグは、4MOTION Terrain Techという高い走破性を実現した4WDシステムを採用しています。オンロード走行時には前後40:60の駆動配分をしていますが、オフロードでは路面状況に応じて最大100%まで自動調整をしてくれます。
また45°傾斜角の登坂や水深580mmの深さの川を走れる性能を確保するなど、様々な場面で活躍してくれる車です。

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フォルクスワーゲン「トゥアレグ」の欠点(デメリット)

VW「トゥアレグ」黒の後方画像

①X5と比べると、燃費面でかなり差がある。

トゥアレグは、2015年のマイナーチェンジの際に以前は設定のあったハイブリッドモデルがなくなり、V6エンジン搭載モデルのみになりました。

V6グレードでは、JC08モード燃費9.8km/Lのカタログ数値になっています。ライバル車と比較すると、X5が14.0km/Lとなっておりかなりの差があります。

トゥアレグにはガソリン仕様しかありませんが、X5にはディーゼル仕様も設定されています。

燃料費・燃費などを考えると、ランニングコストはX5に軍配が上がります。

②大型SUVにしては取り回しは悪くないが、全幅1,900mm中盤はでかすぎ。

トゥアレグは、標準サイズで全長4,815mm×全幅1,945mm×全高1745mmと大型のSUVになります。

最小回転半径は5.5mと割と取り回しは良いのですが、全幅1,900mm中盤は日本の狭い道路では少々手に余ります。

また立体駐車場などでは全幅の制限があるところも多いので、良く使う駐車場の制限などを事前にチェックしておく必要があります。(全幅1,850mm以下の設定をしている駐車場が多い)

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